これからタイの結婚式に参加する方は想像できなく戸惑っている方もいるかもしれません。少しでも参考になればと思い、タイの友人の結婚式に参加させてもらった時のことをお話しようと思います。地域によって結婚式は異なります。私はバンコクの結婚式に参加しました。
日本の結婚式とは違った楽しさが待っていました。結婚式は１日がかりで（本当に丸１日！）朝のセレモニーと夜のセレモニーの2回行うのが一般的です。
タイの結婚式招待状
まず招待状が送られてきました。日本で大安の日に発送するのと同じように、日が良い日に発送するようです。
招待状は手作りで、とても可愛いです。ここで結婚式の時間が6:39amだということを知ります。この時間にも意味があります。タイの結婚式では僧侶が家に来るのですが、僧侶の朝ごはんの時間は8:00amと決まっています。その前に結婚式を終えなければいけません。またタイでは9の数字がラッキーナンバーとされています。そのため9を含む時間で2人で決めたとこのとでした。
作るものや用意するものなどとてもたくさんあって、1年前から準備を行っていたようです。
全てが手作りとは、、、かなりクオリティが高いです。
タイの結婚式朝のセレモニー編
朝の結婚式は家族や友人、近所の方、お世話になった人などが集まります。セレモニーは仏式で家で行います。僧侶が家に来て伝統的な儀式が行われます。家の中での伝統的な儀式には家族や親戚など近しい人が入り、私たちはテレビ中継でセレモニーをみることができました。
家族の儀式が終わると僧侶は帰り、家の外での儀式が始まります。その儀式には私たちも参加することができました。
タイの朝の結婚式の服装は何を着るの？
今回私たちは友人が用意してくれた民族衣装を着ました。友達みんながお揃いでブライズメイドやブルームメイドのようです。 可愛いしかっこいい…！タイの民族衣装はとてもおしゃれですね。
セレモニーが6:39amからのスタートなので、衣装を着るために集合は4:30amでした。朝早くてびっくり…！ちなみに花嫁は1:00amからメイクや髪などをやっているんだとか…！朝早くから夜遅くまで綺麗な花嫁にびっくりでした。
家の外での儀式とは？
新婦さんは家の中で待っており、試練をくぐり抜けて新郎さんが家へ向かうというものです。新郎さんは自宅からプロポーズの品を持って歩いてきます。新婦さんの家の敷地内に入ると二人一組でロープのようなものをもち通せんぼをしている方たちが待っています。
新郎さんはそのロープの前に来ると、私たちロープを持っている者は質問をします。例えば、新婦さんとこれからどういう家庭を築きたいか？とか、愛を叫んで！とか、どれくらい愛してる？とか。それに答えることが試練であり、答えられたら次のロープに進むことを繰りかえします。最後まで行ったら家に入ることができます。みんなからの許しをもらいめでたく結婚するという儀式のようです。新郎さんとても緊張していましたが、無事に試練を乗り切ることができました！
朝ごはん（朝のセレモニーなので）は何を食べる？
朝ごはんはちまきのようなものやタイ料理のパッタイやカレーなどを食べました。あとはフルーツやコーヒーなどもあり、バイキング形式になります。とにかく何もかもが美味しい。円卓が置いてあり、席は自由です。近所の人や家族、新郎新婦の友人などみんなフレンドリーでたくさんの人と話すことができました。文化や言葉は違くても同じ時間を共有し大切な人を祝う気持ちは変わりません。
次の儀式は家族や親戚に向けて
新郎新婦は儀式の連続です。私たちが朝ごはんをいただいている間にも儀式は続きます。
家族や親戚の方々とお話ししたり贈り物を渡したりする儀式になります。贈り物はバナナの葉でできたコンテナにお香やキャンドルなとが入っています。家族や親戚を尊敬するという意味が込められています。その後、家族や親戚から新郎新婦へ金やお金、その他価値のあるものが贈られます。
続いて水をかける儀式
この儀式は朝のセレモニーの中でもとても大切なもののようです。これからの幸せを祈り二人の頭を花のロープのようなもので繋ぎます。このロープには運命で結ばれているの言う意味や個々を尊重するという意味があります。
そして参列した方々が2人の手に水をかけます。2人の手の下には花のボウルが置いてあり、水を受けています。清める意味と私たちが幸せを願う意味があります。
朝のセレモニーはこんな感じで進みました。少しホテルで休み、夜のセレモニー編です！
タイの結婚式夜のセレモニー編
夜のセレモニーは日本でいう披露宴のようなものです。しかし、規模が違います。日本での招待される人数は一般的に100人前後でしょうか。タイの披露宴はなんと、1000人から1500人です。今まで生きてきて関わってきた全ての人たちを招待します。披露宴というより、、テレビのプログラムのようなかんじでした。午後5時くらいから始まりました。
新郎新婦は舞台の上からマイクでお話しします。もちろんカメラも回っていますし、司会の方もいます。ウェディングケーキの大きさ半端ないです…！
タイの夜の結婚式は服装は何を着るの？
朝の結婚式では民族衣装を着ましたが、夜は女性はドレス、男性はカジュアルなスーツが良いようです。男性はＴシャツでも何着ても良いよと言っていましたが、ジャケットやネクタイはあった方が良いと感じました。今回わたしはブライズメイドを務めるためドレスの色はピンクと指定されました。指定された色がない限り、着てはいけない色はないようです。
受付では何をする？ご祝儀は？
受付では招待状を見せて、記帳します。その後ご祝儀は受付に置いてある透明なボックスへ入れます。ご祝儀は招待状が入っていた袋にお金を入れるのが一般的です。お金は友人だと1000B〜2,000B(約3,300円〜6,600円)です。会社の部下の結婚式となると3,000B～4,000B(約9,900円～13,200円)が相場のようです。
受付が終わるとプチギフトをもらいました。手作りのソープです。
写真撮影会がある？？
新郎新婦と写真を撮る時間が設けられています。長い列ができていました。もちろんカメラマンさんもいます。並ぶところもたくさんの写真が飾られ、綺麗に装飾されています。
夜の結婚式のはじまり
お二人が入場します。入場したら挨拶やウェディングケーキのカットや余興が始まります。タイ語でのお話がほとんどでしたが、新婦さんの外国の友達のために英語でもスピーチしてくれました。思い出ムービーも流れました。とても賑やかな会です！
ディナーは何が出るの？
日本では一人一人にコース料理が出るのが一般的ですが、テーブルごとに料理が運ばれてきて取り分けるスタイルになります。魚や肉、野菜などの創作料理です。飲み物はお酒は出なくてジュースやお茶でした。特にお花のジュースが美味しかったです。
再度新郎新婦と写真撮影会！
夜のセレモニーとご飯を堪能した後は写真撮影会が始まります。みんな並んで写真撮影を行って終わった方から解散していく流れです。解散はだいたい午後11時くらいでした。本当に1日がかりの結婚式ですが、楽しいのであっという間です。タイの結婚式に参加する機会はレアだと思うので思う存分堪能してくださいね！
